不作為なJPドメインが8割

久しぶりに jp ドメインのネームサーバたちにロボットを走らせてみた。*1

  1. 手元のリストにあったのは 52,036 ドメイン
  2. NXDOMAINとなったものを除いたドメイン総数 48,594 *2
  3. 権威サーバが再帰検索に応答したドメイン 38727 (80%)
  4. 利用されている権威サーバ総数 23,609
  5. 再帰検索に応答した権威サーバ 18,190 (77%) *3

去年の4/22の調査*4では、24,214サーバ中、20,091サーバ = 83% が NG(再帰検索に応答)だったので、6% は改善されたようだ。lame率が上がってるのでなければいいが、、、*5
ちなみにこの18,190台のサーバがそれぞれが10Mbpsのトラフィックを発生すると合計は約180Gbpsとなる。(100Mbpsなら1.8Tbps)
そもそも、キャッシュサーバとコンテンツサーバを兼用していると、いろいろ不都合あることを承知で運用してるのだろうか。ドメイン引越し後に削除し忘れた古いコンテンツをキャッシュが答えてしまうトラブルなんかがよくあるようだ。

追記: コンテンツサーバと分離すればいいという話ではありません。念のため。

*1:公開されているDNSサーバにありきたりな DNS qurey を数発投げているだけなのでご勘弁頂きたい。timeout 2秒/query、4並列でのんびりスキャンして約 6時間

*2:JPが100万ドメインだそうだから、約 5% のサンプリング

*3:Referralもダメ

*4:FIT2007で報告済

*5:この調査ではlameはNGとならない