IPv6への移行への総務省案
「ネットのアドレスが枯渇する?IPV6への移行へ総務省案」といういまさらのようなニュースをみた。
インターネット上の住所にあたるIPアドレスの枯渇が懸念される中、新たな通信手順へのスムーズな移行を検討している総務省の研究会の最終報告案が明らかになった。
とあるが、どこで見られるのだろう。たぶんまだ公表はされていないのだろう。ニュースの中で目新しい話は、IPv6認定シールなんていう話くらいだが、、、(何をどう認定しようというのだろう。TAHI ? )
およそのことは、インターネットの円滑なIPv6移行に関する調査研究会の第三回配布資料にあるIPv4アドレス在庫枯渇問題に関する検討報告書(第一次)リリースのご報告あたりでわかる?
あと、
ここにある、インターネットのIPv6への移行の推進(PDF)をみると、
現在のIPv4に影響を与えずにIPv6に円滑に移行するための最適移行モデルを策定
なんて書いてあるけど。影響かけまくる状況は目に見えているのに、いい加減、こんな欺瞞はやめてほしい。まあ、それでも本当にそのようにがんばるというのなら、ぜひがんばって頂きたいが、その前にこれまでの反省がないのでは何も期待できない。
いいかげんに、移行なんかできないという前提で、インターネットに頼りきったこの社会をどうするんだという議論をしてほしい。
# ところで、なんでこの手の文書ってIPv6が所謂全角なんだろう。
# IPV6? そんなものはありません。
追記:
記事に、「新たなアドレス体系である通信手順の「IPV6」は、アドレスの数が340澗(340兆の1兆倍の1兆倍)個もあるため、枯渇の心配はない。」とあるが、こういうのも欺瞞、というか嘘。それこそ総務省かJPNICあたりからマスコミを指導して欲しいところ。
4/2 追記: シールってこれのこと?
JATE、IPv6 Ready Logoの認証業務を開始