ITによる言語力劣化

本日の日経産業新聞のTechno onlineに、
[ITの普及]「言語力劣化の側面も」
という新田義孝氏(電中研)の論説が載っていた。

そこで引用されていたキッシンジャーの言葉

「私の孫は私よりインターネットを駆使して世界中の情報を集めて整理するのが上手だ。しかし、自分の考えを書かせると二行しか書けない。私は一冊の本をすぐにでも書ける」

そして、新田氏も、

「ITは言語能力を劣化させた。仲間たちで語り合う能力を劣化させた。自分で考えをまとめて言語で表現する力がないと、社会の力が劣化してしまう。」

と続けている。

このような危惧は私も以前から感じ、いろいろなところで問題にして訴えてきた。その際に紹介している「ショートカット症候群」「フリーズする脳」をはじめとして、最近、この種の論評が増えているように思えるのは気のせいだろうか。

みんな気がついている。
でもどうしたらいいかわからない、、、

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