IPv6の普及は絵空事

1995年以降、インターネットに新しい基盤技術を普及させることって出来てるんだろうか? それどころか、インターネットの基盤技術がどんどんぼろぼろになってきてることは明白。

IPv6以前にIPv4マルチキャストすら普及させられない。実装はできてるでしょ。IRRしかり、PGP(orS/MIME)しかり、SPFしかり、SMTP-AUTHしかり、、、経路もぼろぼろ。総務省が経路ハイジャックの研究会立ち上げたのはやっと去年、、、

特にDNSみてりゃわかる。DNS AMPを警告したJPCERT/CCすら、DNS AMP対策してなかった、、、WIDEのDNS、ありゃなんですか一体。ICANNIETFまで、、そしてちまたのDNSの恐ろしさよ、、、、

そうそう、どこにも公表されていないようだが、信じられない事態が起きていたことをまずここに殴り書いておこう。(ちゃんとしたレポート書くのももはや虚しい)

4つのccTLD、ac,io,sh,tm にハイジャックの危険性があった

先月まで、少なくとも2年以上の間、ac,io,sh,tm は leme delegationを抱えていた。ルートサーバに登録されているネームサーバのIPアドレスのひとつが間違っていたのだ。そのIPアドレスが指していた先は東京の某専門学校、、、(気が向いたらそのうち詳しく書くかも)

いまあるものもまともに運用できないでいて、IPv6普及なんて絵空事もいいところ。

参加者の正しい理解なくしてインターネットは成立しないのに、社会も哲学もまるで勉強していない技術者たちだけで議論しているから、こういうことになる。インターネットを運用しているのは誰なのか、彼らはわかっていない。

竹村さんのエッセイ
http://laura.cat.jp/Blog/sb/log/eid38.html

虚しきインターネットの宴
http://www.suzuki.sist.chukyo-u.ac.jp/utage.html