IPv4アドレス在庫枯渇問題に関する検討報告書

JPNICIPv4アドレス在庫枯渇問題に関する検討報告書」を公開
http://www.nic.ad.jp/ja/pressrelease/2007/20071207-01.html

IPv4アドレス在庫枯渇への対応策としては、

1. 自網内からの捻出など何らかのやり方でIPv4アドレスを確保する
2. プライベートIPv4アドレスを利用して新規顧客を収容し、 NAT(ネットワークアドレス変換機構)を介してインターネットに接続する
3. IPv6を利用して新規顧客を収容する

の三つの方法が考えられること、(1)と(2)は効果が限定的であり、 長期的なインターネットの発展を考えた場合は、(3)が唯一の解となり得る、といった見解を示しています。

4. 危機に備える

5. 悔い改める
が欠けてると思う。

なお、3. を各事業者が実行するためには、解決すべき課題が残されていることから、 第一次の報告書では、それらの解決については今後の課題としております。

いまのインターネットにおいてIPv6IPv4がないと動かないし、IPv6IPv4を道連れにインターネットの崩壊を早めるだけ。そのあたりの考察が全然できてないんじゃないかな。

追記:報告書を熟読してみたが、やはり、IPv6がまだまだ未完成であることについての考察が全然できてない。意図的に問題の列挙を避けた?
それに、そもそも dual stack を前提にしてて大丈夫?

ともあれ、未来を語るならIPv6よりピークオイルを心配する方が先。