ドメイン名のカルマ

ドメインブローカの皆さんは、TLDを新設したりして、つぎからつぎへとドメインを売ることにやっき。近頃の話題はIDN TLDかな。IDNが欲しいと言ってるのは、その利用者じゃなくてブローカ達なんじゃないの?
つぎからつぎへとドメインを取得しなくちゃいけないと思ってる有名組織は大変。でも、ドメインは一回取得したら、ずーっと管理し続けなくちゃいけなくなる恐ーい代物だとわかってるんだろうか。

ウィルスとスパマーと単に古くて悪いコードとの間で、ネットは重く増えつつあるバックグラウンド輻射に支配されている。そしてネットは10年近くに及ぶ大変長い記憶を持っている。DNS問合わせがDNSサーバあるいはコンピュータすらもう繋っていないIPアドレスに送られてくるのである。サーチエンジンはずっと昔に消えたウェブサイト(それをホスティングしていたコンピュータやIPアドレス)を嗅ぎ回っている。

Is the Internet dying? より抜粋

ある社会的影響力のある組織がドメイン名を変更したとしよう。
そして、かつて利用していたドメインを放置していると、いつか期限切れとなる。
しかし、放置されたあまたのリンクやブックマークは期限を持っておらず、変更されないままどこかに残存しつづける。そして、それをサーチエンジンが拾う、、、

  • よくある風景

ある日、S氏はあるドメインを取得する。そしてホームページを開設すると、宣伝もしていないのにたくさんのアクセスがくる。メールサーバを立ち上げると、いきなり多くのspamに混じって、覚えのない組織への問い合わせのメールがやってくる。ちんぷんかんぷん。

  • たまにある風景

ある日、S氏はあるドメインを取得する。そしてDNSサーバを立ち上げてみると、自分の覚えのないドメインへのqueryがたくさんやってくることに気がつく。検索サイトに問い合わせると、社会的影響力のある組織へのリンクにそのドメインが、、、。
S氏はふと考える。このqueryに答えるとどうなるんだろう、、、

つづく、、、かも。